信託報酬とは
信託報酬とは、ETFの運用・管理コストとして、毎年一定の割合が差し引かれる費用のことです。別途請求されるわけではなく、ファンドの資産から継続的に差し引かれます。
たとえば信託報酬が年0.045%のTOPIX ETFなら、10万円保有している場合、年間約45円のコストになります。年0.5%のETFなら、同じ10万円に対して約500円です。
小さな差が積み重なる理由
0.045%と0.5%の差は、1年だけ見ると小さく感じます。しかし10年間では、無視できない差になります。
100万円を投資し、どちらも同じ指数に連動して年5%のリターンを得たとします。信託報酬の差だけで、10年後には低コストのETFの方が1万5千〜2万円ほど多く残る計算になります。保有期間が長くなるほど、この差は広がります。
これがコストの複利効果です。毎年わずかに差し引かれる費用が、翌年以降の元本を少しずつ減らし続けます。
低コストETFの探し方
ETF Noteでは、各ETFの個別ページに信託報酬(年率)を掲載しています。信託報酬が低いETF一覧では、東証上場ETFを信託報酬の低い順に並べて確認できます。
現在の低コストETFの例として449A ステート・ストリート・スパイダー S&P500® ETF(為替ヘッジなし)、450A ステート・ストリート・スパイダー S&P500® ETF(為替ヘッジあり)、1473 One ETF トピックスなどがあります。最新の一覧は信託報酬が低いETFのページをご確認ください。
信託報酬だけでは決まらない
信託報酬は大切な判断材料ですが、それだけで比較が終わるわけではありません。同じ信託報酬でも、連動対象指数、運用会社、売買単位、マーケットメイカーの有無が異なる場合があります。
幅広く比べたい場合は、テーマ別一覧や運用会社別一覧も活用してみてください。指数の違いについては、TOPIX ETFと日経225 ETFの違いのガイドも参考にどうぞ。